龍の薬膳 part53 身体を潤す薬膳
2026.09.10
まだまだ暑い連日の猛暑!!外出をできるだけ控えて家の中で過ごす時間が多い方もおられると思います。
外出せず家にいるからといっても熱中症対策は必要で水分補給は大事です。しかし、むやみに水分を取りすぎてしまうと(特に食事前など)胃液が薄まり消化不良をおこしやすくなります。これにより体力が低下して夏バテしてしまいます。実際のところ水分の摂り過ぎで胃の調子を悪くしたり、食欲不振を訴える方もおられます。今回は適切な水分補給のしかたを取り上げたいと思います。
水分補給の基本原則として、朝起きて常温の水をコップ1杯(150〜200cc)ゆっくり飲みます。これは、寝てる間に汗として出ていった水分を補うためです。できれば食事時間の30分前迄に摂るとよいでしょう。
また、水を飲むことで胃・結腸反射がおこり、便が出やすくなります。便や尿には熱がこもっている為、出すことで熱が下がります。
食事中もお茶や水を飲むときはごくごく飲むのではなく、少しずつ摂取します。
胃液が薄まると消化にはよくありません。そして、食事中一番大事なことはよく噛むことです。噛むことで唾液から消化酵素が出ます。こうすることで胃への負担も少なくなるのです。
夏場の水分補給にはミネラルを含んだ麦茶が適しています。カフェインは胃腸の負担となり、利尿作用が働くので避けた方がよいでしょう。
東洋医学では、体内の水分、体液を増やし渇きを潤す働きを生津作用といいます。体内の水分を補給し乾燥を防いだり、喉の渇きを癒し、熱中症予防や脱水症状予防に働きかけます。代表的な食材としては、西洋人参があげられます。西洋人参は体のエネルギーを補いながら余分な熱を冷ます効果があります。
朝鮮人参との違いは朝鮮人参は身体を温める温性に対し西洋人参は身体を冷ます寒性なのです。
夏の疲れ、慢性的なだるさ、口の渇きが気になる方へのお勧めレシピ
【西洋人参茶】
刻んだ西洋人参🥕を炒ってお湯適宜を注ぐ。
【濃厚人参ポタージュ】
材料・・人参1本 玉ねぎ1/2個 バター16g 水200cc 牛乳200cc 塩少々 パセリ
(作り方)
①人参は薄い半月切り、玉ねぎは薄切りにする
②鍋にバターを熱し、人参と玉ねぎをじっくり炒める
③水を加え具が柔らかくなるまで煮る
④火を止め粗熱が取れたら牛乳と一緒にミキサーにかけなめらかにする
⑤鍋に戻し温め塩で味をととのえ、みじん切りパセリをのせる
まだまだ、続きそうな暑さですが規則正しい生活を心がけて乗りきりましょう!!
