しん漢方心療クリニック

院長ブログ

龍の薬膳part47 小児虚弱体質の薬膳

2026.03.22

虚弱体質の定義はかなりあやふやです。・頭痛や腹痛をおこしやすい・普段から顔色が悪く疲れやすい・冬は寒がり、夏はだるそうで、すぐ下痢をおこす・食が細く、発育不良や栄養不良、貧血ぎみ・神経質で環境の変化などに過敏に反応する、といったタイプの子供をさして、虚弱児とよびます。原因となる慢性疾患があるときはその病気の治療にあたることが先決ですが、医師の診断を受けても医療的な治療が必要ないと診断された場合は、精神的なものが原因となっていることがほとんどです。こうい場合は、病人扱いしたり、過保護にするのはかえってマイナスになります。偏食しないように食事を工夫したり、乾布摩擦やスポーツで体力を養い自信をつけさせるようにします。神経質にならないことも大切です。

【筋肉や骨を強くする栗の甘露煮】栗は生命力を補い、筋肉や骨をじょうぶにする作用をもちます。足腰が弱くてなかなか歩けるようにならない幼児や、発育の遅れがちな子供に役立ちます。甘栗やシロップ漬にして、毎日のおやつに積極的に取り入れましょう。糖分が多いと、カルシウムが奪われるうえに胃腸を弱めるので、砂糖は白砂糖よりも黒砂糖を使い、甘さをできるだけ控えめにするのがコツです。但し、栗は消化が悪いのできんとんにしたり、煮たものでも胃腸の弱い子供の場合、多食は控えましょう。
作り方①栗20〜30個は皮をむいて、一晩水にさらす②1.5倍の水でやわらかくなるまで水煮する。栗の1.2倍量の黒砂糖液(濃度は水1、黒砂糖0.5の割合)に移して沸騰させないようにして20分煮る③火を止め、一晩浸して味をしみこませる

【貧血ぎみの子供にぷるーん】鉄剤に頼るより、自然のたべもののなかから鉄分を補給させるよう心がけましょう。子供は1日5個を目安に毎日食べさせてあげます。但し、緩下作用があるため食べ過ぎは下痢をするので、下痢をしやすい子供には向きません。

【体力増進の特効薬、にんにくのハチミツ漬け】血液循環を促し、新陳代謝を活発にするはたらきがあるにんにくは体力がなく病気になりやすい子供にはうってつけといえるでしょう。皮をむいたにんにくを瓶に入れハチミツに漬けて6ヶ月ほどおきます。ハチミツ漬けにするとにんにくの臭みが抜け、甘みも手伝って子供にも食べやすいものです。幼児なら1かけ、小学生なら2かけを目安にします。

【体力がなく、さむがりの子に、にんじんスープ】にんじんは、胃腸をはじめとする内臓をあたため、体をじょうぶにする働きがあります。ふだんから、少しでも寒いと外に出たがらない子供には、毎日食べさせたい野菜です。生でも煮てもよいのですがたくさんの量をとれるのはスープです。にんじんをすりつぶしてポタージュにして食べさせましょう。にんじん嫌いの子供にもお勧めです。材料(4人分)にんじん 100g(小1本)米 カップ1/2鶏ガラスープ 600ml(カップ3)塩 少々こしょう 少々
作り方①にんじんは皮をむき、乱切りにする②米を洗って、にんじんと鶏がらスープといっしょに弱火で煮る③にんじんと米がやわらかくなったらスープごと裏ごしにするか、ミキサーにかける④ポタージュ状になったら鍋にもどす。弱火であたため、塩、こしょうでうす味に味つけする。
上記の記事は「食べて治す医学大辞典」を参考に作成しました。

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