龍の薬膳part48 荒髪の薬膳
2026.04.02
髪に必要な栄養分の不足や、髪の根もとまで栄養分がゆき渡らないと、パサついたり、枝毛ができるなどのトラブルがおこります。髪の成分は硫黄分を含んだたんぱく質で、美しい髪をつくるには欠かせない栄養素です。つやのある髪にはカルシウムも大事です。体や髪の新陳代謝を促すビタミンB群、髪の発育やメラニン色素の合成に必要なヨードや亜鉛などのミネラルも忘れてはいけません。これらの栄養分を髪の毛の根元まで運ぶのは血液なのです。頭の皮膚を通る血管はかたく緊張している帽状腱膜を貫いてくるため血行が悪くなりがちなのです。なので、血行をよくするリノール酸やビタミンEをじゅうぶんにとることも必要です。最近、若い人でも白髪になる人が増えていますが、精神的ストレスも大きな原因となっています。ストレス解消を努めることも大切ですが、髪の毛を健やかに保つには、頭皮の血行をよくし、頭皮を常に清潔に保つことが大切です。よごれた頭皮は細菌の温床となり、トラブルを起こす原因となります。髪を傷めない洗髪として、なるべく天然の植物樹脂からとった弱酸性タイプのものを選ぶことが大切です。朝の慌ただしい時間での朝シャンよりもすすぎを十分に行うために夜の洗髪をお勧めします。ブラッシングは頭皮を刺激して血行をよくします。ただし、質のわるいブラシでは髪の毛を傷めてしまいます。動物の毛を使ったかためのブラシが理想的です。頭皮をマッサージする際は、全部の指で頭の皮をつまむようにしてマッサージしましょう。
【ツルドクダミ】中国では有名な白髪予防薬で、生薬名は何首烏(かしゅう)でこれは人名。何首烏がツルドクダミを服用して130歳になっても頭髪が黒く元気だったことにちなんでつけられたといいます。現在でも白髪予防の代表的なものとして烏髪糖が有名です。何首烏200g(漢方薬局で市販)を包丁が通る程度のかたさまで蒸してうすく切ります。これに炒った黒ごま250gを加えて、ミキサーですり潰したものを毎日スプーンで2〜3杯ずつ飲みます。
【黒ごま】黒ごまは海藻に負けないほど、髪によいとされている食べ物です。特に、脱毛、白髪予防に効果的です。良質なたんぱく質が豊富なうえ、ビタミンEを含むリノール酸、カルシウム、ビタミンB1.B2、鉄、リン酸などをたっぷり含んでいます。これらは新陳代謝を活発にし毛細血管の血行をよくし、、髪の根元まで必要な栄養素を運んでくれます。髪を美しく、健康に保つにはおおいに黒ごまを利用しましょう。
【黒ごまドリンク】材料(1日3回分)
黒ごま 40g黒豆 40gこんぶ 10g水 400ml
①こんぶは水に1晩つけておく②黒ごまは軽くからいりする③黒豆は皮が破れるくらいまでからいりする④材料をすべてミキサーにかけ、粉末にする。水分がないため、ミキサーにかけても均一に粉末になりにくいので、ときどきミキサーをとめ、中をかきまぜるようにするとよい。⑤粉末の1/3の量をこんぶのつけ汁1/3量で溶いて飲む。
※粉末はつけ汁に溶けないので、かき混ぜながら飲みます。飲みやすくするために、できるだけ細かい粉末にするのがよいでしょう。
上記の記事は食べて治す医学大辞典を参考に作成しました
