しん漢方心療クリニック

院長ブログ

龍の薬膳part43 更年期障害の薬膳

2026.02.25

更年期は、45〜55歳くらいの間のうちの閉経前後に女性ホルモンが急激に減少することでおこります。更年期になると卵巣の働きが低下し、卵巣機能を回復させようと脳下垂体から性腺刺激ホルモンが多量に分泌されるようになり、その結果ホルモンバランス全体を崩す結果となります。症状としては、頭痛、腰痛、肩こり、めまい、動悸、冷え、のぼせ、食欲不振、精神不安、イライラ、不眠など人によって症状は異なります。程度も個人差によりますが、仕事や趣味などで生きがいを持つ人ほど、症状は軽い傾向にあります。あまり神経質にならず更年期は誰にでもあるのだと認識しリラックスして乗り切るよう心がまえるのがよいでしょう。ホルモンバランスが落ちついてくれば、症状は自然によくなります。日常生活に支障が出るほど辛い場合は、婦人科でホルモン補充療法や漢方薬などによる治療が有効です。

【有効な薬膳】

・しそ(気持ちがおちつく) さまざまな薬効をもつしそは神経  症状が強いヒステリー気味の人に用いる漢方薬にも処方されています。更年期による精神不安にもよいものです。しそにビタミンB1の効果を高めるねぎを加えたねぎしそスープがお勧めです。

・れんこん(イライラが鎮まる) 神経の興奮を鎮める鎮静作用があるほか、血管の弾力を強化して血行をよくする働きがあります。れんこんに含まれているタンニンには収れん作用があり、血止効果があります。イライラにはれんこん常食するのもよいでしょう。閉経期の不正出血や過労には食塩を少々入れたれんこんの絞り汁を飲むと効果的です。 

・ハブ茶(動悸や肩こりのある人に)エビスグサの種子を炒ってお茶にしたものです。生薬名を決明子(ケツメイシ)といい、強壮、健胃、整腸、緩下、利尿などの作用があります。特に動悸、肩こり、めまい、耳鳴り、冷や汗、ほてりに有効です。

・サネブトナツメ(精神不安や不眠に)種子を乾燥させたものを漢方では酸棗仁(さんそうにん)といいます。精神不安を鎮め不眠や多汗を治す働きがあります。

【酸棗仁粥】材料2杯分酸棗仁30g(大さじ3)玄米60g(カップ1/2弱)塩少々水600ml(カップ3)
作り方

①酸棗仁を中火で乾煎りする(胡麻のようにはじけるので、全体をゆすりながら均等に火を通す
②鍋に①と水を入れ水が2/3量になるまで煮詰める
③②から酸棗を取りのぞき玄米を加えて弱火で煮、1時間ほどして粥状になったら塩で調味する

上記は食べて治す医学大辞典を参考に作成しました

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