しん漢方心療クリニック

院長ブログ

龍の薬膳part35 冬の備えの薬膳

2025.12.26

1年のうちで太陽が一番低い位置を通り、日照時間が最も短い冬至をむかえました。2025年も残すところあとわずかとなりました。皆様にとって2025年はどんな1年だったでしょうか?
これからしばらく続く寒い冬を乗り越える為、身体も心も冬眠の準備に入る「閉蔵」の本格的な始まりです。「閉蔵」とは、東洋医学(漢方)で冬の過ごし方を表す言葉で、万物が戸を閉ざして生命力(陽気)を体内に蓄え、春の活動に備える時期を指します。このまま、冬眠モードにはいるのではなく、身体の基礎となる消化、免疫力のを強化、血行を促進する食材で対策を取りましょう。食材の中でもカボチャは特に抵抗力の強化や高い抗酸化、血行改善などの作用がある薬膳です。消化も良く、実だけではなくワタや皮、種にも栄養が多く含まれており、特にβカロテン、ビタミンEの含有量は野菜の中でも断然です。温性で脾の働きを高め気を増やす食材とされています。疲れやすく冷えやすい人に向き、ほどよい甘みで胃腸にやさしい食べ物です。消化補助食材である大根と合わせて食べると大根に含まれるジアスターゼやアミラーゼなどの消化酵素が消化を助けてくれます。
「カボチャと大根の煮物」 材料(2人分)
・豚肉 200g・大根 1/2本・カボチャ 1/8個・水 400cc・だしの素 1g・醤油 大さじ2 と1/2・みりん 大さじ2・酒 大さじ2・砂糖 大さじ2
①大根は半分に切り、半月切りにする。鍋に水を入れ(分量外)大根を10分程茹でる
②カボチャは1分電子レンジで加熱し、食べやすい大きさに切る
③別の鍋に油を加え豚肉を痛める 
④火が通ったら一旦、火を止め下茹した大根とカボチャを加え水400ccを加え中火で加熱する 
⑤だしの素1gを加え砂糖、酒、みりん、醤油を加える
⑥全体に均一になるよう混ぜ沸騰したらアクを取り除く落し蓋をし弱火で20分経ったら火を止め器に盛り付ける

「炒りカボチャの種」材料(2人分)
・カボチャの種 カボチャ1/4個分・塩 少々
①カボチャの種を洗ってキッチンペーパーなどで水気を拭き取る
②カボチャの種を重ならないよう耐熱皿に並べて電子レンジで2〜3分加熱する※カボチャの種の量や電子レンジのワット数に応じて加減してください種がカラッとすればよい
③フライパンにカボチャの種を移し焼き目が少しつくまで乾煎りしますキッチンバサミで殻の周囲を切って中身を頂く

この記事は「心がバテない食薬習慣」、「楽天レシピ」をもとに作成しました。 2026年が皆様にとってよりよい1年となりますよう。よいお年をお迎えください。

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