しん漢方心療クリニック

院長ブログ

龍の薬膳part38 便秘の薬膳

2026.01.22

寒さも厳しくなってきましたね。今回は便秘についての記事です。便秘には一過性、常習性、器質性のものがあります。最も多いのは常習性便秘で排便やガスをがまんしたりするとおきます。毎朝、排便する習慣をつけることが大切です。対策としては食事と適度な運動が一番です。腸の蠕動運動が弱ければ食物繊維の多い食品を強ければ消化のよい食品を選びましょう。
運動をすることで、いきむ時に腹圧がかかりやすくなりスムーズな排便ができます。
中医学では、便秘を「気、血、水」のバランスの乱れや体内の「熱」「冷え」「乾燥」によるものと考えています。
中医学で考える主な便秘  ①熱秘(ねっぴ)胃腸に熱がこもり便が乾燥して硬くなるタイプ(口の渇き、口臭、過食など)
②気秘(きっぴ)ストレスや運動不足で「気」流れが滞り腸が動かなくなるタイプ(お腹の張り、イライラ、げっぷなど) 
③虚秘(きょひ)体力不足や疲労で「気」「血」「水」が不足し便を押し出す力が弱くなるタイプ(倦怠感、コロコロ便)
④冷秘(れいひ)冷えによって腸の動きが悪くなるタイプ(手足の冷え 疲れやすい)

黒ごまは良質なタンパク質 脂質 ミネラルを豊富に含んでいます。胃腸を潤す作用にも効果的です。すりごまやご飯にかけて常食するのもよいでしょう。
(けいれん性の便秘に黒ごま汁 黒ごま 70g 玄米   70g ハチミツ 適量 水 2L(カップ10)
①黒ごまは軽く乾煎りする玄米は洗って水を切っておく
②黒ごまと玄米をミキサーに入れカップ1の水を少しずつ加えミキサーを回す
③裏ごしして鍋に入れる※裏ごしした黒ごまと玄米は水に入れてもだんご状になりやすいのでおたまと箸で味噌のように溶くとよい
④水カップ9を③に入れ強火にかけて沸騰したら弱火にして20分ほど煮る
⑤火を止め冷ます 飲めるほどの温度になったらお好みの量のハチミツを入れ、まぜて頂く

(快便にりんごのおろし汁)皮付きのままのりんごをおろしたものが良く効きますがこれににんじんをプラスするとさらに有効です。どちらも食物繊維のペクチンを含み、これが腸の中でトローンとするので腸壁が保護され、下痢の人にも効きます。

(常習の便秘も治るくるみ茶)くるみの実には良質の脂質、たんぱく質が含まれています。腸を潤す作用にもすぐれ、便秘や痔にも効果があります。くるみに黒ごまを混ぜたくるみ茶を常用するとコロコロ状のかたい便をやわらかくし、排便を促します。ただし、のぼせが強く、鼻血の出やすい人には向きません。①くるみ、黒ごま各60gを混ぜ、すり鉢で粉末になるまでする。
②くるみと黒ごまの粉末小さじ1を湯飲み茶碗に入れお湯を注いで、毎朝飲む。

こんな方法もあります毎朝起きぬけの塩水1杯が便秘を治す!!慢性の便秘症の人は、毎朝起きぬけにコップ1杯の塩水を飲みます。目覚めて体を動かすと、内臓もはたらきだしますのでそれから水を飲んでも腸が水分を吸収して便がやわらかくなりにくいのです。就寝前、枕元に塩水を入れたポットを用意しておき、目覚めたらすぐに飲みます。これを数日続けて、効果があるなら水だけにします。こうすると食後、自律神経の作用で胃のはたらきが腸、直腸へと伝わり、便意をもよおします。その時は我慢せずトイレにいきましょう。

上記の記事は「食べて治す医学大辞典」を参考に作成しました

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