龍の薬膳part37 しもやけの薬膳
2026.01.17
冬型の気圧配置が強まり冷え込みが厳しくなったかと思えば、次の日は最高気温が3月並みとなり寒暖の差が激しい日もあったりで、冬のこのような時期にしもやけ(凍瘡)に悩まされる方もおられるのではないでしょうか?痒みと痛みで辛いですね。しもやけになるメカニズムとして11月頃から3月頃にかけて1日の寒暖差が10℃以上(真冬でも屋内ではエアコンがきいてるのでこの条件に該当します) 繰り返す寒冷の刺激により毛細血管がうっ血する血流障害で炎症が起こる皮膚トラブルです。
かじかんだ手足や足先が赤く腫れジンジンする→お風呂に入って温めるとチクチク痛痒い
痛みがでる原因として寒さで血管が収縮する一方で一気に血流が良くなり痒みがおこる。この繰り返しで冬はしもやけになりやすいのです。
東洋医学では・陽気不足(陽虚):体を温める力が 不足し特に手足が冷えやすい・瘀血(おけつ):血行が滞り末端に血が届かない状態・ストレスや自律神経の乱れ:体温調節機能が低下し冷えを招く
以上のようなことが原因と言われています。
改善策として保温と防寒
- 濡れた手袋や靴下はすぐに 交換し、締め付けない温かい衣類を選びましょう。
- 入浴
- 38℃〜40℃のお風呂にゆっくり浸かり、体を芯から温めます。熱いお湯で温めると血流が急に回復し痛みや痒みが悪化することがあります。
まず、血行をよくすることが大切です。食べ物と栄養素としては
- ①血行をよくするビタミンE(ナッツ、アボカド、植物油)
- ②ビタミンEの効果を高め血管の健康維持に役立つビタミンC(柑橘類、イチゴ、キウイ、ブロッコリーなど)
- ③体を温める香味野菜(しょうが、ねぎ、にんにく)
- ④赤血球の働きを助け血流改善に貢献する鉄分(レバー、赤身肉)
- ⑤薬膳では身体を温め「腎」働きを高める黒い食材(黒ごま、黒ゴマなど)
- 以上の食品を肉、魚、卵のタンパク質と摂取し体温を上げ、栄養バランスを整えることが大切です。
身体を温める鶏肉と生姜、血の巡りを助ける黒きくらげやクコの実を取り入れたシンプルなスープ煮をご紹介します。
(生姜と鶏肉の温っかスープ煮)材料2人分鶏もも肉150g生姜1かけ(薄切り)長ネギ1/2本乾燥黒キクラゲ2〜3個クコの実大さじ1水400ml酒大さじ1塩コショウ少々ごま油少々
作り方
- ① 乾燥黒きくらげは水で戻し、石づきを取り除いて一口大に切ります。鶏肉は一口大に切り、長ネギはぶつ切りにします。
- ②鍋に水、酒、鶏肉、生姜、長ネギを入れて中火にかけます。沸騰したらアクを取り除き、黒きくらげとクコの実を加え、弱火で15分ほど煮込みます。
- ③ 鶏肉に火が通ったら、塩、こしょうで味を調えます。
- ④ 最後に風味付けにごま油を少量垂らします。
このスープは身体を芯から温め血行不良によるしもやけの改善にも役立ちます。
上記の記事は、心とからだを休める薬膳スープを参考に作成しました。
