しん漢方心療クリニック

院長ブログ

龍の薬膳part6 日焼け,やけど

2023.07.26

夏の養生 ⑦日焼け(やけど)

朝、出勤時にはすでに太陽が高く昇り、運転席に照り付ける太陽熱が日に日に強くなり、じりじり皮膚に染みているのがわかります。ああ、今日も顔の右側だけが焼けてる…そう思いながら日焼け対策が気になり始める今日このごろです。日焼けはシミくすみの原因になるばかりでなく、アレルギー性皮膚炎や湿疹等の皮膚疾患の憎悪を招いたり、皮膚がんの発生原因になることもあります。日焼けと甘く考えず、対応を心がけていきましょう。

今日は日焼け(やけど)に対する自宅でできる対処法を紹介します。日焼けはれっきとしたやけどです。日差しの強い日に外に出る場合は、やけど予防と思って日焼け止めを塗っておくことが大切です。それでも日焼けをしてしまった場合、痛みや水膨れなど、ひどい場合は早めに医療機関に相談されることをお勧めしますが、ごく軽い日焼け(やけど)であれば、家庭での治療で治ります。自宅にある食品や植物を活用してお手当ができます。

日焼け(やけど)の対処法レシピ

まずは日焼け(やけど)をした部位を流水や保冷剤などで2~30分冷やします。流水の場合は患部に直接強い水圧を加えないようにしましょう。

軽い日焼け(やけど)の対処法各種

【はちみつを塗る】 はちみつには保湿効果がありますが、炎症を抑える効果もあります。はちみつをティースプーン1杯程度、患部に薄く延ばして塗ります。そのまま5分程置いてぬるま湯で洗います。肌が柔らかくなり、やけど後の炎症抑制、皮膚乾燥を防いでくれます。

【きゅうり・なすの輪切りを貼る】 薄く輪切りにしたきゅうりやなすを患部に張り、患部の熱感が引くまでこまめに交換する日焼け後の火照り、ムラ焼け、シミのない綺麗な肌に戻ります。きゅうりのすりおろし汁とはちみつを混ぜた液体を患部に塗ってしばらく放置してぬるま湯で洗っても良いです。

【塩水に浸ける】 海水くらいの濃さの塩水に日焼けした患部を付けると痛みが消えて水膨れもできにくくなります。

【じゃがいものすりおろし、大根のすりおろし、おろしりんごのを貼る】 皮をむいたじゃがいもや大根、りんごを擦りおろし、ガーゼに塗って患部に張っておくと治りが早い。家にある野菜、果物で、じゃがいもや大根、りんごがあれば、使ってみてください。

【アロエの葉肉を貼る】 アロエの葉をよく洗い、熱湯にくぐらせて殺菌し、皮を薄く剝ぐ。皮をはいで出てきたゼリー状の白い葉肉を薄切りにする。やけどの部分よりやや広めに貼って乾くたびに交換する。

~上記の記事は「普及版 食べて治す医学大辞典」を参考に作成しています

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